推しをひたすら褒めちぎりたい。

とにかく推してるものを褒めちぎりたい。

5巻前後で終わる手持ち漫画いくつかまとめてみた。

この増田見て、反射神経で彼方のアストラって書いた後に、他にも色々あるよなと。

手持ちの漫画で5巻前後で終わるやつをまとめてみました。

完結してるやつだけ。意外と終わってない、10巻前後のが多かったので、終わってるやつに絞ります。

 

そのまえにとりあえず彼方のアストラ(全5巻)

ちょうどアニメ化記念で2019年7月末までキャンペーン中。

 

オルガの心臓 全3巻

人工臓器の進んだ世界でひっそり暮らす姉弟の話。

姉オルガの作り出す美しい心臓と、それにまつわる愛情とエゴの話。

二人で閉じていた関係が、人工心臓やそれを求めてきた来訪者の登場で変化していく様子がよかった。

 

ケモノキングダムZOO 全2巻

ケモノキングダムZOO(1) (KCx)

ケモノキングダムZOO(1) (KCx)

 

キューティクル探偵因幡、魔女の下僕と魔王のツノの作者もち先生の作品。

東京にあるアッパーヤード(上野動物園)の動物たちを擬人化したりしなかったりするギャグ?漫画です。いまでも見える場所に常に置いてるくらい好き。

2巻で済むし、電子版もある。

 

 

あげくの果てのカノン 全5巻

感想書いたことあり。内容はここ見てください。

 

 

映画大好きポンポさん 全2巻

pixivからバズったお話で、1巻の内容はpixivでなんと全部読めるので、読んだことない人は騙されたと思って読んで欲しい。

実は2巻が出てるし、別主人公の続編もやってました(この間終わった)。

映画が題材な上、内容も本当に映画みたい。

 

思い出したらまた追加します。

変化は本当にそれが原因なのか?不倫×SF「あげくの果てのカノン」を読んだ

実は完結するまでこの話を知らず、ねとらぼのインタビューではじめて知りました。不倫×SFってすごいなと思いながら、気がついたら朝方まで一気に5冊読み切ってしまい……(ど平日に)

さすがに読むタイミングは考えるべきでした。でも面白かったから仕方ない。

 

 

あげくの果てのカノン」とは

8年前に宇宙から永田町に落ちてきた異物によって変化した世界。壁によって隔離された「ゼリー」と呼ばれる異物と、ゼリーと戦う組織SCF。荒廃した地上の洋菓子店でアルバイトに励む高月カノンは、高校時代から1人の先輩(境宗介)に恋い焦がれ、結ばれることはないと理解しつつも先輩に思いをはせる日々を送っていた。2ヶ月前、偶然カノンの働く洋菓子店を訪れた境と、紆余曲折を経て不倫関係に陥ることに。
カノンと境、境の妻初瀬や友人家族を巻き込み、カノンの恋はやがて街の崩壊へとつながっていく……

というのが大筋です。

 

主人公とその周辺の人間関係が世界の命運に直結する話といえば、いわゆるセカイ系に当たるのかも。

ただ「あげくの果てのカノン」では、カノンと境を取り巻く街の人々の描写も鮮明なので、セカイ系というには少し生々しいかも。

不倫といいつつ、序盤の2人の関係は、恋に恋するカノンと、そのカノンの恋心を自らの憂さ晴らしに利用するかのような境。カノン自身も自身の恋心が一方通行なことを自覚しているのが辛い。

より不倫感が強まるのは3巻以降、不倫旅行あたりでしょうか。

 

人はどこまでの変化を許容できるのか

作中では異物である「ゼリー」と戦うだけではなく、その「ゼリー」によってあらゆる傷を「修繕」する描写もあります。

「修繕」を行うとあっという間に傷は治り、失った手足も取り戻せる。ただし、修繕を重ねることで被験者は記憶や性質に変化をもたらします。気持ちの変化、記憶の変化、体の変化。

境の妻初穂はその変化を治す研究者として境を支える。

読みながら、スワンプマン(泥の男)の思考実験を思い出しました。

境の変化は修繕がなくても起こりうる。外的要因だったり、思い違いだったり。

作中境は故郷を訪れ、「好きだったのは夏だ」と言っている(周囲から境は冬が好きな子供だったと言われている)。
けれど、本人含めこれを今証明できる人は誰もいない。

周りから見れば境は冬が好きな子供だったのかもしれないけれど、本当は夏が好きだったのかもしれない。子供の頃は冬が好きだったけれど、大人になって変わったのかもしれない。

そもそも人の脳みそは案外適当で、思い込んだら本当にそう思ってしまうところがあるそう。それを修繕で変わってしまった現在の境は証明することができない。これは別に境に限らない。

初穂だって、境と出会った頃から変わっているわけで、修繕による変化は急激な変化であっても特別な変化には思えませんでした。けれどそこに修繕という方法と結果があるので、読者のほうからもどれが正解なのか(心変わりが修繕によるものか違うのか)がわからないというのが面白かったです。
どっちなのかなーどっちもだろうなー……

 

変化する中で変わらない本質

実験用のゼリーであったメメちゃんを刺殺した初穂が子供のように泣き崩れるシーン、境の甘い物好きが変わらないこと、10年後も変わらない、好きなものに対するカノンの情熱。変化の中でも変わらなかったものがいくつもあるんですよね。

おそらくこれがこの人達の「本質」に関わる部分なんだろうと思います。

 

結局人は環境とか決意によって簡単に変わるものの、本質やその人のルーツに関わるようなものに変化を起こすことは容易ではないのだという事かもしれない。

 

カノンにとってはそれがパッヘルベルのカノンであり、境との出会いであったというだけなのかもしれない。

 

「あげくの果て」にカノンはどうなったのか

あげくの果てはご存知の通り、とどのつまり、もしくは、さまざまな経緯を経た結果という意味。タイトルから察するに、結局カノンの話はここまですべてが序章だったのでは?というのが私の感想です。

 

全5巻、高校時代、あるいは8年前のゼリー襲来から、境との再会と不倫、血のつながらない家族との関係も、初穂との確執も高校時代からの友人との決裂、果てはカノンが永田町から逃げ出して最終話の10年後に至るまで。ここまですべてが結局、これからのカノンの人生における前座であり、最終話、最後のコマを見る限り、あげくの果てにカノンは変わらず境に恋に落ちるのではないか。(というか落ちてるよね?)

 

ありとあらゆる出来事で、例えば彼女は恋に固執するあまり家族や友人、自分を取り巻く環境をいかにないがしろにしてきたかを思い知ったし、最終話で弟をみごとに振ったことは彼女の成長なんだろうと思う。

今の彼女には3周年を迎えた友人との店があり、おそらく以前のように簡単にこれらを捨てることはないのではないか、と思う(早期対したいというのも込めて)

 

ところでゼリーっていいね。未確認生命体よりも呼称が身近なのにめちゃくちゃ異質で。最初から最後まで異質で、どこまでもわかりあえないものだったのもよかった。

 

そういえばこれって不倫モノなの?

高校時代の後輩に再会して不倫するってすっげーオーソドックスだなーって思うので不倫モノは不倫ものですよね。

そういや修繕の結果どんどん変化していくというの、心変わりは修繕のせいなのかというのはおそらくノーなんだろうなというのが個人的な感想です。

修繕による変化はきっかけに過ぎず、結局は相手が変わることを受け入れなかった初穂と、変化することを拒絶された境の失望によるすれ違いが原因なわけで

正直カノンもこの夫婦に振り回されて(それをしたたかに利用したとも取れるわけですが)るし。

 

 

はた迷惑な純愛モノ

あんまり総括するのも作者の人に悪いのではと思うくらい、あげくの果てのカノンは5巻で完結と思えないくらい濃密なマンガです。

 

人によってはセカイ系とも取るかもしれないし、あらすじ通りの不倫モノでもある。

私はこれは色んな人を巻き込んだはた迷惑な純愛ものだと感じました。

 

ただなーこういう運命的な一直線な純愛モノ、どうやっても好きなんですよね。SF的要素が絡んで現実離れしているから余計に思う。

 

世界より一人を選ぶ展開は私にめちゃくちゃに刺さる。

 

そういう意味では初穂さんのようなヒロインもめちゃくちゃ好きなんですよ。

惜しいな…初穂さんのお話ももっと読みたかった。でも初瀬さんがヒロインになると、めちゃくちゃキレイに一人の女性が超いい女性になって終わってしまう。

初穂さんがメメちゃんを刺殺して号泣するシーンが、私はとても好きなんですよね。いつから思い通りになると思っていたのか。これはゼリーに対してもだけど、夫である境に対しての言葉でもあるよね……と。

 

あげくの果てに、これからのカノンが何を見てどう変わっていくのか、おそらく私は想像しかできないのだけれど、なんとなくいいものであってほしいと思う。

 

あげくの果てのカノンっていうタイトル、本当にすごいな?!このタイトル考えた人は天才に違いない。

 

人と魔女と魔物とあと女体化が入り乱れるファンタジックラブコメ「魔女の下僕と魔王のツノ」がめちゃくちゃおもしろいので薦めたい。

スクエアエニックスの!ガンガンで!絶賛連載中の!!魔女ツノの話が!!したい!!!

以上!!!

 

comic.pixiv.net

こちら試し読みです。なんと各巻試し読みができるから、ちょっと気になる表紙のやつを読んでほしいと思います。私のおすすめは3巻です。趣味がわかりやすい。

今試し読みできるか確かめるために3巻のためし読み開いたんですけど、ピンナップヤバすぎない?やばい。

 

ブログを作ったのは勢いですが、正直この漫画の話を全世界にしたくて作ったというのもあながち間違いではない。

 

ちょっとネタバレもあるんでネタバレだめな方は上の試し読みだけ読んでください。

 

22:21追記 掲載誌を思いっきり間違っていたので修正しました。大変申し訳ありません。

 

  • 魔女の下僕と魔王のツノ(通称魔女ツノ)あらすじ
  • 魔女ツノとは
  • 肉体と感情はイコールになのか?同性だからだめなのか?を考えちゃうストーリー
  • ギャグとシリアス、バトルの塩梅がすごい
  • 連載はGファンタジー、現在Pixivで過去話も配信中
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京都と和菓子と人が織りなす優しい話「であいもん」

無限に漫画買いたいicicaです。

 

次に来るマンガ大賞にめちゃくちゃ推しの漫画がノミネートされたので、今回はそれを書きます。

どのマンガか?ヤングエース連載中、浅野りん先生作「であいもん」です。

 

青春BL「佐々木と宮野」がめちゃくちゃかわいい。

イチカです。ブログ書くのに慣れてなさすぎて、早くも挫折しそうですが、どうにか続けたい。

 

先日次に来るマンガ大賞2018が発表されましたね。

推しがめちゃくちゃ入ってたので速攻投票しました。aboutにも書きましたが、ここにめちゃめちゃ推してる漫画がいっぱい入ってたので嬉しすぎて立ち上げたのがこのブログです。

 

だから一発目は絶対にそこのノミネート作品にしたかった。とりあえず2日以内にここにノミネートされてる推し作品は全部記事を作りたいです。

 

推し作品名:「佐々木と宮野」。

 

ジーンpixivコミックスで絶賛連載中。2018年6月現在3巻まで発売中の青春恋愛BLです。

pixivコミックのアプリとかウェブで試し読みができるよ!というか連載中なのでめちゃくちゃ読めるよ!!

 

comic.pixiv.net

 

 

「佐々木と宮野」とは

女顔がコンプレックスな腐男子の高校1年生宮野と、同じ高校の2年生でちょっと不良な佐々木。とあるきっかけで佐々木に気に入られた宮野と、宮野がかわいい佐々木の青春BLです。

 

「佐々木と宮野」のここがいい1:かわいい。

まず絵が可愛い。もうかわいい。最高。

次にゆったり進む恋愛がかわいい。最高。

絵が華やかで可愛くて、けどちゃんと男の子!男性。女顔を気にしている宮野も、たしかに顔が可愛いんですけど、ちゃんと男子高校生なのがすごい。

BL好き腐男子ですけど、宮野は自分のBL展開は断固拒否!(最近ちょっと揺らいでる)(最高に可愛い)

宮野が可愛くて仕方ない佐々木が、宮野の好きなものを知りたがったり、ちょっとしたことで嫉妬したり、日常の宮野の笑顔とかに惹かれていくところも、うわ~!高校生!!!かわいい!!ってテンションが上がる。

佐々木は宮野の顔も可愛いと思ってるけれど、女扱いしているわけではないのもポイント高いです。かわいいよね宮野。わかる。

 

「佐々木と宮野」のここがいい2:周辺キャラクターが個性豊か

宮野の友人や佐々木の友人、委員会の先輩などなど、みんな個性的で、さらに優しい。友達が悩んでたら声かけるし、でもあまりベタベタしすぎず、いい距離感を保っているのが見てて気持ちがいい。

連載ではあまり出てきませんが、コミックスの描き下ろしには、佐々木の友人であり宮野の委員会の先輩でもある平野と、平野の寮でのルームメイト鍵浦の話があります。

 

ここもまたメッチャクチャいいんですよね!!!!!

 

萌えた。

2巻と3巻発売されて、コミックス自体もう何回読んだかわからんけど、ここだけ当日に3回は読んだ。

後輩×先輩最高です。

 

あとは宮野の友人の暮沢くんもいい。彼女一筋彼女命。彼女さんのことも気になるので、今後の展開に期待したい……

 

佐々木と宮野のここがいい3:描写が丁寧

佐々木が宮野に惹かれる理由、宮野がだんだんと佐々木に惹かれていく過程がとても丁寧。

腐男子だから男性に惹かれたわけでも、女顔だから好きになったわけでもないけど、少しずつ相手を知って、好ましく思っていた部分に惹かれていく様子が叫びだしたくなるくらいに良い。そうだよ青春ってこれだよ〜とニヤニヤする。

 

BLに限らずですけど、男だから女だから、かわいいからとか、きっかけは何であれ「その子だから好きになった」は、やはりいいものです。

主役2人だけでなく、暮沢くんにしろスピンオフの2人にしても、その子がその子だから好きっていうのがわかるので、見ていて本当に青春最高恋愛っていいな……って思います。

 

そんでその子を好きになったことで、今まで気づかなかった自分のことに気づいたり、避けていたことに向き合ったり、前向きに進んでいくさまがまた最高。

最高しか言ってないな……でも佐々木と宮野、本当に大好きだから仕方ないな。

 

現在「次に来るマンガ大賞」ウェブ部門ノミネート中です。気になった人はpixivコミックで読んで、ついでにコミックスを買って、私と同じ気持ちになってほしい。

投票は以下から。

tsugimanga.jp

 

 

このブログについて

はじめまして。icicaです。イチカと読んでください。

趣味はTwitterと今ハマっている沼に友人を引き込むこと。何にでも手を出し、年々貯金が減っていく古の腐女子です。

 

好きなものの話をするのが何よりストレス解消になるので、ストレスが溜まったら推しの話をして発散したくてブログ作りました。とにかく褒めることしかしたくない。みんなみんな推しにどんどんハマってくれ。

あとあまり真面目な話はしません。